このページであなたに必要な情報をしっかりと捕まえてくださいね。
2018年後半から始まった分離プランへの動きは、スマホ業界(通信業界)全体のとても大きな変化といえます。
- スマホの支払い料金
- 端末代金
- 通信サービス
- そのほかのサービス
ドコモ、au、ソフトバンクとスマホが完全分離プランになることで、料金プラン以外の変化が各社で起こりますね。
ケータイ会社を縛る”電気通信事業法”の改正が起こることで、ボクたちユーザーのスマホに関する常識がかなり変わりますよ!
【この記事で学べること】
- スマホ”分離プラン”の裏側
- 【会社別】完全分離プランの開始時期
- 完全分離プランの注意点
そもそも完全分離プランってなんぞや!?という疑問があると思いますので、サクッとご説明していきます。
分離プランとは:
従来、携帯(スマホ)の料金プランと端末代金、そして端末購入補助の割引がセットになっていたが、料金の詳細が不鮮明になるため、完全分離にした料金プラン。
携帯の基本料金と端末代金を別物として考えて、支払い金額の鮮明化を図っている。
つまりスマホの純粋な使用料金(通話料・通信料)とスマホの本体(端末代金)をセットにするプランはやめなさい!ということです。
そのほかにも携帯会社の代理店制度だったり割引などの規制・禁止があるんですよ。
まぁその辺も細かく見ていきましょう!
それでは!
Let’s GO〜!!
/分離プランを動画で解説!\
タップで目的地へ
なぜスマホの完全分離プランが義務化されるのか
2018年の後半ころからどんどん加熱してきた「完全分離プラン」への動き。
ドコモ、au、ソフトバンクの携帯大手3社が総務省の規制により新しいプランへの変更をしています。
分離プランって言葉はあなたもこれから目にすると思いますが、なぜスマホが分離プランになったのでしょうか。
今まで携帯代が高いとは言われてましたけど、割引を使えばスマホを安く買うこともできましたよね。
もともとは携帯料金の値下げとして始まった完全分離プランの動きの真実が見えてきています。
総務省の規制から始まって、ついには電気通信事業法の改正をされることになった完全分離プランの裏側をご紹介します。
スマホの完全分離プランは不当な端末割引をさせないため
スマホを完全分離プランで義務つける1つの理由は、携帯の契約をしてもらうときに過度な割引をさせないためなんです。
「他社から乗り換えで◯◯円キャッシュバック実施中!!」
っていうショップ店頭の広告をみたことありませんか?
ネット上でもよく見かけるのですが、こういう割引は政府としては不当な割引として取り締まりたいみたいですね。
しかもこのキャッシュバックや端末への割引は、携帯の2年契約(2年縛り)を条件としたものしかなくて、そこが政府の指摘ポイントのようです。
2年縛りってよくよく考えてみると独占禁止法にもスレスレみたいなので、取り締まるのは当然っていえば当然ですかね。
政府としてはこういう法律の抜け道のようなものを排除したいはずなので、今回の規制や法律の改正の根本はそこにあるはずです。
ただユーザー目線でみると、2年契約という縛りがついていてもスマホをできるだけ安く買えたらメリットの方が多いはずなんですよね。
ボクは乗り換えだとスマホの端末代金がほとんどかからないことを知っているので、2年の契約ごとに他社に変えてやっていますし。
今ではスマホの端末代金は10万円近くが当たり前になりましたが、割引があれば5万円かそれ以下で買うことだってできますから。
それも今回の完全分離プランではできなくなってしまうはずなので、ボクもユーザーとしては納得いかないですね。
スマホの完全分離プランは料金プランをわかりやすくするため
「スマホの料金プランがわかりにくい」ってあなたも一度は感じたことがあるのではないでしょうか。
今回のスマホの完全分離プランが義務化される背景には、料金プランをわかりやすくするというのも目的として入っています。
つまり完全分離プランにすることによって、ユーザーが何にいくら支払っているかわかるような料金プランにしなさいという命令をしているわけです。
そしてその上でドコモ、au、ソフトバンク、楽天で通信サービスの競争をしなさいっていう意図があるんですよ。
- 通話料
- 通信料(ネットの使用料)
- そのほかオプション
- 付帯サービスなど
高額な割引やキャッシュバック競争ではなくて、サービスの良いものを作って競争をさせるために、スマホの完全分離プランが義務付けされるんです。
どうやら政府の言い分では、スマホのサービス競争をするのに端末割引は必要ないだろうというのがあるようです。
「携帯会社はスマホの端末を売っているの?」それとも「スマホの通信サービスを売っているの?」っていうのが根本にあるみたいで、完全分離プランはこのあたりをしっかり取り締まるために始まります。
【考察】実は「分離プラン」はスマホユーザーのためではない
ここからはボクの考察になりますが、今回の変化はよく考えてみるとスマホユーザー目線ではないと思います。
あくまでも政府が携帯会社の抜け穴を塞いで、手の上で転がすための施策かと。
スマホのヘビーユーザーだとしてもライトユーザーだとしても、どこで契約するかという選択肢はあるので完全分離プランにする必要がないんですよね。
例えば…
- ヘビーユーザー:大手3社
- ライトユーザー:格安SIM
むしろスマホを買い換えて新しいものを使い続けたいユーザーにとっては、今回の完全分離プランでの規制はデメリットしかありません。
2年ごとに乗り換えて携帯を買っていると、端末代金はほとんどかかりませんしスマホの利用料金もかなり安くなります。
完全分離プランになれば乗り換えの割引などもすべて禁止になるので大ダメージですね。
スマホの端末を買うときに割引がつかないので、通信費が安くなっても端末代金が高くなって結果的に高い支払いをしなくてはいけなくなります。
完全分離プランになったことで携帯大手がどう動くかは今後も気になりますが、ボクはユーザーの立場として不服な要素がかなり多いですね。
【キャリア別】完全分離プランはいつからスタート?
- ドコモ
- au
- ソフトバンク
- 楽天
これからの大手携帯会社が完全分離プランの義務化や端末割引の禁止でどう動くのか、なかなか目を離すことができない内容です。
各社のスマホ完全分離プランの開始時期はいったいいつからなのか、最新情報をそれぞれお伝えしていきますね。
その1:ドコモの分離プラン開始時期
今までの動きからみてドコモが完全分離プランの発表をしなかったのは、正直かなり驚いています。
何事どもドコモからスタートというイメージがあったので、今回は事実上1番最後に行動をしたように思いますね。
現状わかっているものだと、2019年4月ころから6月くらいにかけて完全分離プランをスタートするのではないかということです。
端末割引をするプランであるdocomo withの禁止もあって、ドコモの料金プランはかなり大きく変わりそうですね。
今後のドコモのスマホ料金設定や方向性は知っておいて損はないことなので、どんどん情報を更新していきます。
その2:auの分離プラン開始時期
auの料金プランはすでに分離プランになりつつあります。
なりつつあるというのは、今までのプランと分離プランの両方を選べるからです。
- 今までのプラン
- ピタットプラン
- フラットプラン
スマホを買うときは、今までのプランを継続するか完全分離プランという新しいプランに加入するかを選ぶようになっています。
(もちろんau自体は新プランに入ってもらおうとしますけどね。)
ただ、今後の完全分離プランへの動きや電気通信事業法の改正でまた変化があるかもしれませんので、情報が入ったら随時更新していきますね。
その3:ソフトバンクの分離プラン開始時期
ソフトバンクの分離プランは開始時期は2018年の秋でした。
つまりソフトバンクはすでに完全分離プランをスタートしているということなんです。
2018年の夏ころに政府から分離プランの規制が発表されましたが、その時点でソフトバンクは手を打っていたんですね。
ただ、この完全分離プランが本当に安いのかというとそうでもないというのが現状です。
プランの仕組みが少し変わって端末割引がなくなりましたが、完全分離プランだから安いというわけではありませんでした。
【続きはコチラ】
>>>【2019年最新版】ソフトバンクの新プランを徹底解説|ややこしいプランの全て

その4:楽天の分離プラン開始時期
もともと格安SIMでのサービスを提供していた楽天モバイルが、2019年秋から大手3社と肩を並べます。
サービス開始時期は詳細に出ていませんが、楽天も完全分離プランを出してくるようですね。
しかも楽天は2年縛りを一切使わない方向で料金プランを作ってくるようです。
完全分離プランの目的の中には2年縛りの禁止というのもあるので、新しくスタートする楽天は先人を切るのかもしれません。
また詳細が出たときに随時更新をしていきます。
【要注意】スマホの完全分離プランだと割高になるかも?
ボクの考察でもお伝えしましたが、完全分離プランにすれば安くなるということではないので気をつけてくださいね。
現状だと、完全分離プランはスマホの料金を安くするための動きだと言われていますが、政府の狙いがそのまま行くわけがありません。
携帯会社としても利益を大きくなくすかもしれないので、そこの対策を考えた上で新しい動きをしてきますからね。
完全分離プランは安くなる人もいるし、逆に高くなる人もいるというのが正しい見方です。
あなたのスマホの料金プランを変える前に、分離プランで本当に安くなるのかしっかりと調べてくださいね!
【続きはコチラ】
>>>【検証】分離プランって本当に安いの?もうすぐ義務化される分離プランとは

【番外編】なぜ端末割引がOKでdocomo withはNGなのか
番外編ですが、ネット上ではdocomo withの禁止(廃止)がかなり騒がれていますね。
どうしてこんなに騒がれているのかなってボクも疑問に思っていたのですが、おそらくドコモ(最大手の会社)だからでしょうね。
総務省としては端末割引自体には問題がないような発言もされているんですけど、docomo withは完全にアウトというよくわからない様子なんです。
結局今回の完全分離プランの背景にもありますが、端末を買う買わないとか端末によってユーザーのスマホ料金が変わるのはおかしいでしょうっていうのが大きなポイントです。
なのでdocomo withは割引のある端末とそうではない端末があるのでアウトなんですよね。
つまり完全分離プランは、スマホの端末の有無や端末の種類ではなくて、通信サービスでしっかりと勝負しなさいというのが真意なのでしょう。
最後に・・・
完全分離プランでも抜け道があるかも・・・
携帯会社に対していろいろと縛りをつけたい総務省が電気通信事業法の改正を出しましたが、まだまだ抜け道はたくさんありそうです。
ボクみたいに今まで2年ごとに乗り換えをして、スマホを格安で買い換えていたあなたも落胆しなくて大丈夫!!
- 乗り換えのキャンペーン
- 高額割引
- スマホが一括0円
ひとまずどうなるかはまだわかりませんが、なんだかんだ今後もこういう特典を使って機種変更ができるはずです。
完全分離プランの義務化は何かしらの大きな変化を作りますが、そのときどきで抜け道が出てきますからね。
当記事の情報は随時更新していきますので、今後のことが気になるあなたはブックマークにでも入れておいてください。
【関連記事はコチラ】
>>>【解説】iPhoneとスマホを乗り換えでお得に購入|スマホの機種変更は損!
